ドーベルマンの心筋症

ドーベルマンの心筋症の症状とは?

体の中でも最も重要な臓器の一つである心臓に大きな障害をもたらすのが、この心筋症です。
心臓は頑丈な筋肉によって作られていますが、その心筋に異常が出て、心臓が異常に大きくなってしまったり、正常な機能を果たせなくなったりしてしまうことがあります。

ドーベルマンが心筋症にかかると、かなり重い症状を見せるようになります。
たとえば、失神するという分かりやすい症状があります。
急に前触れもなく失神してしまい、それが頻繁に続くようになります。

さらに、不整脈を起こしますので、急にふらふらしたり、意識が薄くなってその場にうずくまってしまったりすることがあります。
全体的な身体機能も落ちますので、常に元気がない、運動をあまりしたがらないなどの変化が現れます。

ドーベルマンが心筋症になる原因とは?

多くの場合、心筋症になる原因ははっきりとしていません。
ただ、ドーベルマン等の大型犬になりやすい病気とされていて、特に心筋が異常に大きくなる拡張型心筋症はその発生率が高い傾向にあります。
遺伝的な要素もある程度関係していることもありますが、親犬が心筋症だからといってその子がなるというわけでもありません。

原因がはっきりとしていないことが多いので、予防をするのも難しく、症状を早めに察知して適切な対応を採るというのが飼い主にできることでしょう。
また、年を取ると発症のリスクが高まることが分かっていますので、老犬になった場合はより注意が求められます。
ただでさえ、いろいろな病気や体調不良を引き起こしやすいので、一つ一つの症状をしっかりと観察してあげることが早期発見のカギとなります。

ドーベルマンが心筋症になった場合の対処法は?

基本的に予防することが難しい病気ですので、ドーベルマンが心筋症になってしまった場合は、できるだけ早く病気に気づいてあげて、専門の動物病院に連れていくことが重要です。
一般の動物病院では、診断ができても複雑な治療をすることが難しいケースがほとんどですので、より治療レベルの高いところに連れていくことが求められます。
また、病院での治療費は自己負担になり且つ高額の費用がかかる場合もありますが、予めペット保険に加入しておくことで補助金を貰うことができます。病気で心身共に焦ってしまっている時に心強い対応です。

心筋症の治療としては、強心剤や血管拡張剤などの、服薬による治療がメインとなります。
治療は長期間に及びますし、確実に治療できるわけではないので、塩分の高い食事をさせない、控えめながらも十分な運動をさせるなどの健全な生活習慣を保つように努力しましょう。
心筋症は突然死をもたらすこともある重い病気ですが、こうした努力を飼い主がすることで、治療の効果を上げて症状を緩和させることができるでしょう。
できるだけ長く愛犬と一緒に過ごせるように、正しい知識を身に着けてしっかりとした治療を与えるようにしましょう。