ドーベルマンの聴覚障害

犬の聴覚障害について

犬の聴覚は人間の3~4倍も優れているといわれています。
聞こえる範囲も人に比べて広く、特に高音の音域を聞き分けることができるのが特徴です。

このように犬は聴覚にも優れていますが、なかには先天的に聴覚障害があるケースもみられます。
音のない世界で暮らす不安は、その立場に立たなければ理解できないかもしれません。

しかし先天的な聴覚障害の場合、生まれからずっと音のない世界にいるため、音がないのが当たり前と感じて、自分ではあまり不自由に感じていないケースもあります。

音のない世界で暮らしているワンちゃんに対しては、飼い主さんのほうが十分に配慮してあげる必要があります。
というのも、飼い主さんの言葉を聞くことができませんから、コミュニケーションをうまく取れず、しつけがスムーズに行かないことが多いからです。

しかし飼い主さんが、ワンちゃんに聴覚障害があることになかなか気づかないことがあります。
子犬を飼い始めたけれど、なかなかいうことを聞いてくれない……と悩んでいたら、実は聴覚障害で声が聞こえていなかったというケースもあるのです。

その一方で、後天性の聴覚障害の場合は、急に物音が聞こえなくなるなどの環境の変化に、恐怖を感じたり混乱したりするのが一般的です。
このような場合は、今までと変わらない愛情をもって接し、ものが聞こえなくても飼い主さんに愛されてるから大丈夫……と安心感を与えてあげましょう。

ただ先天的な聴覚障害に比べて、後天的な聴覚障害は、音がいっさい聞こえないという症状は少ないのが一般的です。
ものが聞き取りにくい、片耳だけ聞こえないなど、程度の差はありますが、多少は聞こえるというケースが大半です。

先天的であれ後天的であれ、耳が不自由でも、さまざまな方法でワンちゃんとコミュニケーションをとることが可能です。
顔の表情、スキンシップ、お散歩に出かけるなど、さまざまなコミュニケーション方法がありますから、積極的に愛情を表現してあげましょう。

聴覚障害のサイン

聴覚障害になるとものがまったく聞こえない、ものが聞こえにくいなどの症状が起こります。
ワンちゃんは耳が聞こえにくくなりましたと、言葉で伝えることができません。
飼い主さんが、ワンちゃんの様子から判断するしかありません。

名前を呼んだり、声をかけたりしても反応しない。
電話やインターホンなど大きな音がしても、驚かない。
また、眠っているときに音をたてても起きない。
後ろから触るとびっくりする。
これらは、音が聞こえていないために起こる反応です。

また、後天的な聴覚障害の場合は、ものが聞こえなくなって不安を感じるので動かなくなる、飼い主さんに過度に甘える、臆病になるなどの行動がみられることもあります。

ワンちゃんの様子を日頃からよく観察して、このような状況があれば聴覚障害を疑いましょう。

また、高齢が原因の聴覚障害は耳が聞こえないだけでなく、目も見えにくくなっていることが大半です。
突然触ったりすると驚いて咬みつくこともありますから、驚かせないように注意してあげましょう。

また散歩中も、車や自転車などの音に気づかず危険なことが多いですから、安全には十分に気を付けてください。

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