ドーベルマンのナルコレプシー

ナルコレプシーとはどんな病気?

ナルコレプシーは、突然強烈な眠気に襲われて眠りに落ちてしまう病気です。
また、ナルコレプシーの発作には、喜びや興奮等の強い感情が起こったときに、姿勢を保つ筋肉が突発的に弛緩して脱力するカタプレキシーという発作が起こることもあります。

ドーベルマンをはじめ、ダックスフンドやプードル、ラブラドール・レトリーバー、ビーグルなどが遺伝的に発症しやすい病気といわれています。

ナルコレプシーの原因は?

ナルコレプシーの原因としては、脳の伝達物質の異常によるものと考えられています。
近年の研究では、脳内で睡眠や食事などの生理的な作用を司るオレキシン受容体の変異が、原因の一つであると報告されています。

神経伝達物質であるオレキシンが、オレキシン受容体に正しく伝わらないために、正常な機能が阻害しているのではないかと考えられています。

ナルコレプシーの予防方法は?

ナルコレプシーは即座に命に関わる病気ではないものの、生涯にわたって症状が続く慢性疾患です。

遺伝性の病気なので、ナルコレプシーの原因となるので、日常生活における有効な予防法などは特にありません。
遺伝子のある犬を繁殖させないなどの予防対策が行われています。

ナルコレプシーの治療法は?

治療法も、根本的な治療方法は発見されていません。
しかし脳内の中枢神経に働きかける薬の投与、生活習慣の見直しなどで、症状が改善する場合があります。

ナルコレプシーを発症したら?

ナルコレプシーは愛犬が突然眠りに落ちたり、脱力したりするので、飼い主さんにとって、とても心配な症状です。
しかし、発作を起こすたびに慌てたり、焦ったりするのは禁物です。

一生涯、発作と付き合っていかなければならないので、飼い主がどのように対応するかが、ワンちゃんとっても非常に大切なのです。
発作で慌てたり、焦ったりしても状況は改善しません。
このようなときこそ冷静に行動しましょう。

もし、食事中に発作を起こしたら、食べ物がのどに詰まったりして呼吸ができなくなる危険があります。
また、突然倒れ込んでケガをする恐れもあります。
倒れたときにケガをしないように、住まいの環境を整えておくことが大切です。

そして、ワンちゃん専用のノートにつけることをおすすめします。
発作を起こした日時のほか、天気や食事内容、発作を起こす前に何をしていたのかなど、細かく記録しておきましょう。
記録することで、どのような場合に発作が起きやすいのか、あるていどわかるようになります。

そして、発作を起こしすい状況や条件をなるべく作らないようにすることもできるでしょう。
また、獣医さんに診てもらうときにも、発作を起こしたときの状況がひと目で分かるので、適切な治療が受けられるメリットがあります。