ドーベルマンの脂漏症

ドーベルマンの脂漏症の症状とは?

脂漏症とは皮膚の新陳代謝に異常が起きて、皮脂腺から脂が過剰に分泌されたり、逆に脂の分泌が少なくなったりする症状をいいます。
その結果、皮膚の角質化が進む皮膚病で、完治しにくいのが特徴です。

脂漏症の原因には様々なものがありますが、遺伝も原因の一つです。
ドーベルマンは遺伝的に脂漏症になりやすい犬種なので注意してあげましょう。
このほかホルモン分泌の異常、栄養の偏り、寄生虫や細菌の感染、アレルギーなども原因となります。

脂漏症は症状によって大きく2種類に分れます。
1つは脂性脂漏症と呼ばれるもので、犬の脂漏症ではこのタイプが多くみられます。
皮膚の分泌が過剰になって皮膚がべとつき、体臭が強くなるのが特徴です。

もう1つの症状は、乾性脂漏症と呼ばれるものです。
脂性脂漏症と逆に、皮膚が乾燥してかさかさし、フケが増えるのが特徴です。
犬の多くが脂性脂漏症にかかりやすいのに比べて、ドーベルマンは遺伝的に乾性脂漏症にかかりやすいといわれています。

どちらのタイプも、体のさまざまな部分に発症します。
強いかゆみを感じるのも特徴で、かゆがって皮膚をかきむしり、その部分が炎症を起こす膿皮症を発症することもあります。

脂漏症の予防方法清潔が第一

脂漏症の予防では、常に清潔な状態を保つことが大切です。
シャンプーは脂漏症にかかりやすい犬に適したものを選びましょう。
また、シャンプーが皮膚に残らないように、しっかりと洗い流すことも大切です。

そしてシャンプー後にはタオルで水分を拭き取り、皮膚がきちんと乾くまで、ドライヤーで乾かします。
皮膚に湿り気が残っていると、そこから雑菌が繁殖して、皮膚のトラブルが起こりやすくなるからです。
通常、シャンプーは月に1~2回程度といわれています。
皮膚の様子をみて、適切な頻度で行いましょう。

また、毎日の食事にも気を配り、栄養バランスの良い食事を食べさせてあげてください。
特にビタミンAやビタミンC、脂質のほか、亜鉛や銅などのミネラルは皮膚の再生を促し、皮膚を保護するバリア機能を保つ役割を果たす重要な栄養素です。
積極的に食べさせてあげたいですね。

脂漏症になったら?

脂漏症になったら、獣医さんに治療をしてもらいます。
脂漏症の原因となる病気がある場合は、まずはその病気を治療しますが、病気が原因ではない一般的な症状の場合は、薬用のシャンプーを使った薬浴が行われます。

薬浴では皮脂やフケを減らす、脂漏症用のシャンプーが使われます。
シャンプーは症状に適したものが選ばれますが、硫化セレンや硫化サリチル酸、コールタール、過酸化ベンゾイルなどの薬剤や抗真菌剤が配合されているものを使うのが一般的です。

さらに食事指導のほか、炎症部分から雑菌の二次感染を防ぐために、抗生剤や抗真菌剤による治療も行われます。