断尾と断耳

垂れ耳の犬

ドーベルマンというと耳が立っており、しっぽも短くほとんど無い犬が本来の姿だと思うでしょう。
しかし生まれたばかりのドーベルマンや子犬のころは、長いしっぽと垂れ耳のある姿をしています。
実はドーベルマンは成犬になるまでに、断尾と断耳がなされて、多くの方がイメージして言うような外見の犬になります。

ドーベルマンはこのように大人になるまでに断尾と断耳がなされ、これは日本だけに限った話ではなく、阿mりかなどでも同じように行われます。
ただしドイツでは動物愛護の観点から断尾と断耳が禁止されています。
しかしドイツではこれによってドーベルマンがほとんど売れなくなってしまし、ドイツ国内で求める人は海外から輸入するという話もあるようです。

断尾と断耳の目的

断尾と断耳を行うのはドーベルマンのみならず、他の犬でも生まれて早い段階から行います。
その目的は元々は狩猟などを行うときに、獲物から噛みつかれて怪我をしないように、獲物を追いかけたりしているときに耳やしっぽに木の枝や茨が刺さって怪我をしないようにと、怪我を防ぐ目的で行われていました。

長いしっぽを短くすれば障害物があっても傷つきにくくなり、耳を切って短くすれば風通しが良くなって病気にもなりにくくなり、さらには耳も聞こえやすくなります。
犬にとってはメリットの多いことなのです。

そのままの形のドーベルマン

断尾と断耳を行おうとすると、生まれたばかりのドーベルマンをブリーダーなどに預けて任せるか、または病院で行ってもらうこととなります。
ただしどこの病院でも行えるわけではなく、専門に行っている病院を探さなければならず、費用は多くて15万円ぐらいかかります。
行う場合は7~12週齢までぐらいには行った方が良く、それ以上成長していると過剰な痛みを与えることがあり、また骨が出来てしまって断尾と断耳出来ないことがあります。

行う場合は全身麻酔をして、耳やしっぽを切断し、その後耳の場合は縫ったり、医療用の接着剤でのり付けしたりします。
そして包帯を巻いて副木で固定し、理想的な耳の形を作ります。

しかしながら断尾と断耳を行えば、麻酔をしなければならず麻酔の副作用や、傷口からの感染などいくつかの危険が伴います。
そのために断尾と断耳をしない、生まれたままの形のドーベルマンを飼育することも可能です。

ドーベルマンというと耳がピンと立ったのが見た目が優雅ですが、垂れ耳のドーベルマンはまた一風変わっており可愛らしい姿をしています。
そして家庭犬として飼育するならドーベルマンが狩猟することはないので、耳を獲物に噛みつかれるような心配もなく、本来であれば断尾と断耳はする必要はありません。
現在となってはペットの犬の断尾と断耳は、人間の勝手な行動になっています。